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心臓血管外科|先天性心疾患Cardiovascular Surgery

患者さんへ

横浜市立大学外科治療学 心臓血管外科(附属病院 心臓血管外科)の大きな特徴として、「生まれたばかりの新生児からご高齢の方まで全ての方の心臓血管疾患に対応した外科治療ができる」という点が挙げられます。先天性心疾患を主とした小児心臓血管疾患に対する外科治療、及び青年期・成人期に達した先天性心疾患の方に対する外科治療においては、高い専門性は勿論のこと、患者さんひとりひとりの病態の多様性・複雑性に対応できる幅広い知識と技術が必要です。当科では小児循環器科・循環器内科・小児科とチームを組み、患者様にとって最良と思われる治療を日々updateしながら提供しております。

診療実績(2018年1月~12月)

手術・検査実績
手術・検査実績件数
小児心臓血管手術(0歳~14歳) 63例
成人先天性心疾患手術(15歳~) 19例 手術死亡なし
対象疾患

全ての先天性心疾患・小児期心筋症・心筋炎・遺伝性疾患に伴う心血管疾患・小児期血管疾患・成人期先天性疾患および関連する後天性心血管疾患 など

外来診療

初診

外科治療が必要と思われる心臓血管疾患が疑われた場合,紹介状をご持参の上で当科外来を受診してください。

セカンドオピニオン

心血管疾患の外科治療や手術以外の治療法についてなど疑問や意見が聞きたいという方はいつでもご相談ください。

入院診療

心室中隔欠損症(小児)

小児期に手術が必要となる先天性心疾患で最も多い代表的な疾患ですが、欠損孔の場所と大きさ、肺高血圧症の合併の有無や体重、基礎疾患の有無などによって病態も治療戦略も異なります。
基本は人工心肺使用、心停止下の一期的閉鎖(パッチ閉鎖)ですが、低体重や基礎疾患ありなどのリスクによって肺動脈絞扼術を先行させた二期的修復を行う場合もあります。
穴が大きく乳児期に手術を要する場合は術後するまで時間がかかるため入院期間は術後2-3週間程度かかります。

心房中隔欠損症(小児)

心房中隔欠損症で乳児期に手術を要する場合は少なく、就学前の小児期に行うことが多いです。人工心肺使用、心停止下に直接またはパッチで閉鎖します。近年は体重があれば穴の形によっては経カテーテル的にデバイスで閉鎖することが可能となり心臓手術を回避することも増えています。手術は創を小さくした胸骨切開か右側開胸(皮膚腋窩切開など)で行います。順調なら術後1週間で退院可能です

複雑先天性心疾患(小児)

先天性心疾患は非常に多くの種類の疾患がある上に一人の患者さんがそのいくつかを組み合わせてもっていることが少なくありません。複数の手術が段階的に必要な場合も多く、診断から治療戦略の組み立てを適切に行うことが非常に大切です。目指すべきゴールも治療の困難さも期間も人それぞれですので、小児循環器科とともに適宜説明しつつ治療を進めていきます。

成人期先天性心疾患

成人期の心房中隔欠損症ではカテーテル治療の適応にならない場合は手術を行います。当院では右側開胸や胸骨部分切開での小切開低侵襲手術(MICS)を積極的に行っております。成人期先天性心疾患術後の再手術(弁や大血管など)は非常に増えており、患者さん毎にオーダーメードの手術戦略を立てて最良の治療を選択しています。

外来担当表

 
初診 立石実 合田真海
再診 立石実 合田真海
【受付時間】
初診 再診
予約あり 予約指定時間 予約指定時間
予約なし 8:30~10:30  8:30~11:00

※初診、再診とも午前の診察です。

医師紹介

準備中

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受診について

当科では事前予約がなくても、当科宛の紹介状さえあれば、受診当日に必ず診察をします。
詳しい受診方法は、該当箇所をご覧ください。

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電話でのお問い合わせ(病院代表)

045-787-2800

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