消化器・一般外科の特徴
当科では「一人一人に最適な大腸がん治療を」をモットーに、最新の大腸がん手術を行っています。
低侵襲手術から拡大手術まで、患者さんの状態に合わせ、最適な治療を提供致します。
また、初診から手術までスピーディーに進めていくことを心掛けています。
①からだにやさしい「低侵襲手術」
結腸がんに対する腹腔鏡下手術、直腸がんに対するロボット(ダビンチ)手術など、患者さんの負担が少ない低侵襲手術を積極的に施行しています。
2018年の大腸がん手術における低侵襲手術実施率は92.5%でした。
②「機能温存手術」
可能な限り肛門を温存したり、排尿、性機能などを温存することは、患者さんの生活の質向上につながります。
当科では、特に直腸がんに対する「機能温存手術」を積極的に行っています。
③「拡大手術」
根治のために必要と判断された場合には、他の臓器を合併切除したり、化学療法や放射線治療を組み合わせて、がんの根治を目指します。
患者さんの治療方針は、カンファレンスなどを通して様々な意見を総合して決定し、それぞれの患者さんに最適な治療方法を選択しています。
大腸内視鏡検査などで異常がみつかった方は、「消化器・一般外科」宛の紹介状を持参のうえ、当科を受診ください。
セカンドオピニオンも随時受診可能です。
当科の外来担当医表と受診に関する詳細はこちらをご覧ください。
当科は主に大腸がんの手術治療を行っています。 大腸がんは「結腸がん」と「直腸がん」に分かれます。
結腸がんは腹腔鏡下手術を基本としています。
傷が小さいことで、からだへの負担が小さい(低侵襲)とされています。
腹腔鏡手術のメリットは、「傷が小さいこと」だけではなく、その「拡大視効果」にあります。つまり、高性能なカメラと大きなビデオモニターで、拡大観察しながら手術を行うことで、病気を確実に取り除いたり、細かな神経や血管を温存することが可能となります。
当科には日本内視鏡外科学会が定める技術認定医を取得した医師が在籍し、安全性、根治性、機能温存をテーマに日々研鑽を積んでおります。
患者さんのこれまでの治療歴や、がんの進行具合によっては開腹手術が適していると判断する場合もあります。詳しくは担当医とご相談ください。
大腸がんの中でも、とりわけ直腸がんは「人工肛門」「局所の再発」「縫合不全(つなぎ目のトラブル)」「術後の排尿・性機能障害」など、特有の問題があります。
「消化器・一般外科」では、直腸がんの患者さんの根治性を保ちつつ、生活の質を保てるよう、様々な工夫をおこなっています。
ダビンチ手術や腹腔鏡手術、開腹手術を、患者さんの状態に応じて使い分け、最も良い術後経過をとれるよう努力を致します。
「消化器・一般外科」では直腸がんに対するダビンチ手術を2017年より開始し、神奈川県でも有数の手術実績があります。
当科におけるダビンチ手術についてはこちらをご覧ください。
肛門に近い直腸(下部直腸)にがんが出来てしまった場合、病巣を切除したあとに、病巣の下流につなぐ腸が残らず、永久人工肛門が必要になる場合があります(直腸切断術)。肛門温存手術とは、このような下部直腸がんに対して、病巣を切除する際に‘括約筋間’と呼ばれる層で剥離を行う事によって病巣の下流につなぐための腸を残して、永久人工肛門を回避する手術方法(括約筋間直腸切除術:ISR)です。
ISRを行うかどうかは、患者さんの肛門温存希望のみならず、腫瘍の位置や進行度、体の大きさなど、様々な因子を考慮して決定します。肛門温存が可能かどうかのセカンドオピニオンも可能ですので、お気軽に受診ください。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
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初診 | 利野 靖 風間 慶祐 |
利野 靖 湯川 寛夫 ⻘山 徹 |
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再診 | 大谷 一貴 | 橋本 至 | ||||
専門外来 | 午前 | 【大腸・肝胆膵】 風間 慶祐 加藤 綾 |
【胃・食道】 利野 靖 湯川 寛夫 青山 徹 |
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【胃・食道】 利野 靖 前澤 幸男 |
【大腸・肝胆膵】 澤崎 翔 |
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午後 | 【大腸・肝胆膵】 風間 慶祐 加藤 綾 |
【胃・食道】 利野 靖 湯川 寛夫 青山 徹 |
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【胃・食道】 利野 靖 前澤 幸男 |
初診 | 再診 | |
予約あり | 予約指定時間 | 予約指定時間 |
予約なし | 8:30~10:30 | 8:30~11:00 |
※初診は紹介状が必要です。
準備中
当科では事前予約がなくても、当科宛の紹介状さえあれば、受診当日に必ず診察をします。
詳しい受診方法は、該当箇所をご覧ください。