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呼吸器外科|肺・縦隔Thoracic Surgery

患者さんへ

当院呼吸器外科は呼吸器内科と密接に連携し、様々な胸部疾患に対して最適な診断と治療を提供しております。経験豊富で高い技術を有する呼吸器外科専門医が複数在籍し、質の高い手術および術後管理を行っており、術後合併症も低率です。低侵襲手術を得意としており、特に肺がんや縦隔腫瘍に対する胸腔鏡手術、ロボット支援下手術で豊富な経験を有しています。

さらに、悪性疾患では手術待機時間を短くするよう努力しており、目安は初診から約1ヶ月前後で、遅滞なく治療を開始することができます。進行肺がんに対しては化学・放射線療法を併用した根治的治療を行っております。

診療実績(2018年1月~12月)

手術・検査実績
疾患名・術式名アプローチ手術数
肺がん 胸腔鏡 44
ロボット支援 2
転移性肺がん 胸腔鏡 31
縦隔腫瘍 胸腔鏡 17
胸骨正中着切開 2
重力筋無力症(胸線摘除) 胸腔鏡 6
胸膜腫瘍 2
膿胸 胸腔鏡 8
その他 32
合計 161
対象疾患

肺がん・転移性肺がん・縦隔腫瘍・重症筋無力症(胸腺摘除)・自然気胸・胸膜・胸壁腫瘍・膿胸など

外来診療

初診

レントゲンやCTで異常を指摘された方,胸痛・血痰・呼吸困難などの症状のある方は,かかりつけ医からの紹介状を持参の上,当科までお越しください。

セカンドオピニオン

肺がん・転移性肺がん・縦隔腫瘍・難治性気胸・胸膜中皮腫などの外科治療 石川善啓

入院診療

特殊外来
肺がん 肺がん手術においては安全性と根治性が最重要であり、当院ではそれらを高い水準で確保した上でさらに「身体に優しい」低侵襲な手術を行っております。通常は手術前日に入院、術後5~8日間で退院となります。退院後の早期社会復帰が可能です。

1.胸腔鏡下手術 進行期を除いた大半の肺がん患者さんに対して、胸腔鏡下手術を行っております。筋肉に対する損傷が少なく、肋骨を切らないため術後の痛みが軽く、速やかな日常生活への復帰が可能です。また、胸腔鏡のメリットは傷だけではなく、拡大視により血管やリンパ節の剥離層が精密に把握できることも挙げられます。

2.ロボット支援下手術 2019年8月から保険診療を開始しました。当院は県内有数の実績と安全性を誇ります。胸腔鏡と同様の拡大視に加え、3D画像および多関節機能という独自のメリットがあり、複雑で細やかな手術手技が可能です。現在は肺葉切除しか適応がないこと、一部の進行がんでは実施困難なことなどの制約もありますが、ご希望の方は外来受診時にお申し出ください。

3.肺をできるだけ残す区域切除と気管支形成手術 低侵襲とは傷のみの問題ではなく、病状に応じて適切に肺を温存することも重要です。すりガラス陰影を呈する肺癌や小型肺癌では区域切除の成績が肺葉切除より劣らないとされており、肺を残すことが出来ます。当院では多くの区域切除を傷の小さい胸腔鏡下で行っております。また、肺門型の進行肺がんでは複数葉の切除が必要になることが多いですが、当院では気管支形成により極力肺を残すことにも積極的に取り組んでおります。

4. 高齢者や併存疾患を有する方に対する手術 近年高齢者、とくに80歳以上の肺癌の患者さんが増えています。従来は手術が困難とされた高齢者の肺癌の患者さんも、術前評価・術後管理の進歩により安全に手術が行えるようになっています。当院での肺癌に対する肺葉切除の最高齢は89歳ですが、お元気に外来通院中です。また、心血管・腎・代謝・神経疾患などを有する患者さんでも、内科や麻酔科と連携して入念な評価を行い、術後のケアも多職種が関わることで、安全に手術を行うことができます。
縦隔腫瘍 縦隔腫瘍には発生する部位、疾患の性質などで非常に多くのバリエーションがありますが、当院では胸腔鏡、ロボット、開胸手術のいずれも可能であり、非常に得意としております。
他院で胸骨正中切開と言われた患者さんも一度ご相談ください。いずれも術後入院期間は2~5日です。 1.ロボット支援下縦隔腫瘍切除術 ロボット支援手術は大半の縦隔腫瘍に適応できますが、とくに進行期を除く前縦隔腫瘍でその効果を発揮します。傷の小ささ、胸骨・肋骨の温存、早期の社会復帰に加えて、より精密な手術操作というメリットがあります。 2.胸腔鏡下縦隔腫瘍切除術 縦隔腫瘍とくに中・後縦隔腫瘍に対しても、当科では様々なバリエーションの胸腔鏡下手術で摘出可能です。傷の小ささ、胸骨・肋骨の温存、早期の社会復帰が可能であり、美容的にも大きなメリットがあります。
重症筋無力症(胸腺腫非合併例も含む) 主に脳神経内科で治療する疾患ですが、病型と胸腺腫の程度により、手術(胸腺摘除)が必要となることがあります。当科では脳神経内科と連携して最適な治療を提供します。
一般的には胸骨正中切開により拡大胸腺全摘が行われることが多いですが、当科では殆どの場合、胸骨を温存し傷の小さい胸腔鏡あるいはロボット手術で行っております。
気胸、胸膜腫瘍など胸膜疾患 胸腔鏡下肺部分切除術 術後入院日数 2~5日間 様々な原因で起こる気胸に対しても胸腔鏡下手術を行っております。若年者の気胸で脱気治療が必要なかたも、ソラシックエッグで通院治療も可能なことがあります。
必要な方には適切な胸腔鏡手術を行います。高齢者、COPD、Birt-Hogg-Dube症候群、リンパ脈管筋腫症などに続発する気胸についても広く診療しております。また、胸膜腫瘍も適切な診断および治療を行っております。
膿胸(おもに急性膿胸) 胸腔鏡下膿胸腔掻爬術 術後入院日数 10~20日 ドレーンのみでは治療困難な急性膿胸に対しては適切な時期に胸腔鏡下掻爬術を行い、速やかな炎症の軽減を得ています。
悪性胸膜中皮腫 胸膜全切除術・胸膜肺全摘術 術後入院日数 15~30日 おもに上皮型の悪性胸膜中皮腫に対して、集学的治療を含めた上記手術を行っております。

外来担当表

 
初診 石川 善啓
末石 結衣
亀田 洋平
再診 石川 善啓
末石 結衣
亀田 洋平
船岡 健太郎
専門外来午前 石川 善啓 亀田 洋平
午後 石川 善啓 亀田 洋平
【受付時間】
初診 再診
予約あり 予約指定時間 予約指定時間
予約なし 8:30~10:30  8:30~11:00
月・水・金は手術日のため、初診は原則受け付けしておりませんが、手術予定により診察可能な場合があります。予め外科外来へご相談ください

※初診は紹介状が必要です。

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受診について

当科では事前予約がなくても、当科宛の紹介状さえあれば、受診当日に必ず診察をします。
詳しい受診方法は、該当箇所をご覧ください。

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