乳癌診療を主としております。当科では2名の乳腺専門医が、診断から手術、術前術後薬物療法、進行再発乳癌治療まで、乳癌診療を一貫して担当します。
また、乳癌診療においてはチーム医療が重要とされていますが、各科の専門医や看護師、薬剤師、検査技師、リハビリテーション部、遺伝子診療科などでチームを形成し、それぞれの患者さんに最も適した治療を実践しています
手術・検査実績 | 件数 |
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乳癌手術 | 43(乳房部分切除:26件、乳房全切除:16件、乳頭温存乳房全切除:1件) |
乳房良性腫瘍 | 5 |
腋窩リンパ節生検(他科よりの依頼) | 12 |
手術件数 | 60件 |
乳癌・乳腺良性腫瘍・乳腺炎など
マンモグラフィーやエコーは初診当日に行います。また生検(組織学的検査)も可能な限り初診時に行い、早期に確定診断が得られるようにしています。乳癌と診断された場合はMRI、CTなどの画像検査を駆使し、病気の範囲(進行度)を正確に診断します。
切除可能乳癌の初期治療では手術・放射線治療などの局所治療と、癌の性格(サブタイプ)に適した薬物療法による全身治療が必要です。 サブタイプによっては手術前に薬物療法を行うこともあります。 初診時に遠隔転移を伴う場合は薬物療法が主体となります。
薬物療法 | 薬物療法は癌の性格(サブタイプ)に従い、化学療法(抗がん剤)、ホルモン療法、抗HER2療法を組み合わせて行われます。乳癌薬物療法は日進月歩の分野であり、次々と新しい治療薬が出てきます。当科では乳腺専門医、がん薬物療法専門医が最新の知見から、乳癌の性質に合わせた適切な薬物療法を行っております。 |
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遺伝性乳癌 | 遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)診療の重要性が増しています。当科では術前や再発治療の場面においてHBOCに関する適切な情報提供を行っております。そのうえでより専門的な診療が必要な患者さんについては遺伝子診療科と連携し、カウンセリング、遺伝学的検査に関する情報提供など、を行っております。 |
乳癌手術治療は根治性とともに術後の外見の良さも要求されます。切除範囲が小さい症例には、低侵襲かつ美容面でも優れた乳房部分切除(乳房温存手術)を選択しています。温存した乳房には放射線科と連携して放射線治療を行っております。
腋窩リンパ節に対してはセンチネルリンパ節生検を行い、転移が無ければ腋窩リンパ節郭清が省略でき、患肢の浮腫や知覚異常を回避することができます。腋窩リンパ節郭清が必要となった場合には、術前後にリハビリテーション科や形成外科とも連携をとり、リンパ浮腫の予防や改善に努めます。
乳房全摘術が必要な患者さんには、希望があれば乳房再建術を行い、整容性を重視した治療を提供しております。乳房再建術については専門である形成外科と協力し、患者さんの希望や病状に合わせた再建方法を選択していただいております。 当科での術後入院期間は、乳房温存手術で2~3日、乳房全切除で5~6日です。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
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初診 | 菅沼 伸康 松原 由佳 安川 美緒 |
菅沼 伸康 松原 由佳 安川 美緒 |
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再診 | 末石 結衣 | 船岡 健太郎 | ||||
専門外来 | 午前 | 菅沼 伸康 松原 由佳 安川 美緒 |
菅沼 伸康 松原 由佳 安川 美緒 |
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午後 | 菅沼 伸康 松原 由佳 安川 美緒 |
菅沼 伸康 松原 由佳 安川 美緒 |
初診 | 再診 | |
予約あり | 予約指定時間 | 予約指定時間 |
予約なし | 8:30~10:30 | 8:30~11:00 |
※初診は紹介状が必要です。
準備中
当科では事前予約がなくても、当科宛の紹介状さえあれば、受診当日に必ず診察をします。
詳しい受診方法は、該当箇所をご覧ください。