当科は肺、縦隔、胸膜、胸壁など、心臓・大血管・食道を除いた幅広い胸部疾患に対する外科手術を行っています。
低侵襲手術を得意としており、特に肺がんや縦隔腫瘍に対する胸腔鏡手術、ロボット支援下手術で豊富な経験を有しています。進行肺がんに対しては化学・放射線療法を併用した根治的治療を行っております。
疾患名・術式名 | アプローチ | 手術数 |
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肺がん | 胸腔鏡 | 44 |
ロボット支援 | 2 | |
小開胸 | 14 | |
転移性肺がん | 胸腔鏡 | 31 |
重症筋無力症(胸腺摘除) | 胸腔鏡 | 3 |
自然気胸 | 胸腔鏡 | 6 |
胸膜腫瘍 | 2 | |
膿胸 | 胸腔鏡 | 8 |
その他 | 32 | |
合計 | 161 |
肺がん、転移性肺がん、縦隔腫瘍、重症筋無力症(胸腺摘除)、自然気胸、胸膜・胸壁腫瘍、膿胸など
レントゲンやCTで異常を指摘された方、胸痛・血痰・呼吸困難などの症状のある方は、かかりつけ医からの紹介状を持参の上、当科までお越しください。
肺がん・転移性肺がん・縦隔腫瘍・難治性気胸・胸膜中皮腫などの外科治療 石川善啓
手術 |
胸腔鏡下肺切除術(肺がん・転移性肺がん) |
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術後入院日数 |
7~8日 |
内容など |
標準的な肺葉切除のみならず、部分切除、区域切除などの肺切除術の大半を完全胸腔鏡下に行っております。傷が小さく、胸壁の肋骨や筋肉に対するダメージが軽いため、早期の退院や職場復帰が可能です。 |
手術 |
ロボット支援下肺切除術(肺がん・転移性肺がん) |
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術後入院日数 |
7~8日 |
内容など |
他臓器・血管浸潤のない肺がんに対して肺葉切除を行う際に適応されます。3D画像および多関節機能という独自のメリットにより、リンパ節郭清の質向上などが期待されます。現在、ロボットの手術件数の制限がありますが、改善される予定です。 |
手術 |
ロボット支援下縦隔腫瘍切除術(おもに前縦隔腫瘍) |
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術後入院日数 |
3~5日 |
内容など |
ロボット支援手術は大半の縦隔腫瘍に適応できますが、とくに進行期を除く前縦隔腫瘍でその効果を発揮します。傷の小ささ、胸骨・肋骨の温存、早期の社会復帰に加えて、より精密な手術操作というメリットがあります。 |
手術 |
胸腔鏡下縦隔腫瘍切除術(おもに中・後縦隔腫瘍) |
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術後入院日数 |
3~5日 |
内容など |
縦隔腫瘍とくに中・後縦隔腫瘍に対しても、当科では様々なバリエーションの胸腔鏡下手術で摘出可能です。傷の小ささ、胸骨・肋骨の温存、早期の社会復帰が可能であり、美容的にも大きなメリットがあります。 |
手術 |
胸腔鏡下肺部分切除・肺縫縮術(気胸) |
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術後入院日数 |
2~5日 |
内容など |
様々な原因で起こる気胸に対しても殆ど全て胸腔鏡下手術を行っております。 |
手術 |
胸腔鏡下膿胸腔掻爬術(膿胸) |
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術後入院日数 |
10~20日 |
内容など |
ドレーンのみでは治療困難な急性膿胸に対しては適切な時期に胸腔鏡下掻爬術を行い、速やかな炎症の軽減を得ています。 |
手術 |
胸膜全切除術・胸膜肺全摘術(悪性胸膜中皮腫) |
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術後入院日数 |
15~40日 |
内容など |
おもに上皮型の悪性胸膜中皮腫に対して、集学的治療を含めた上記手術を行っております。 |
手術 |
胸腔鏡下漏斗胸手術(Nuss法)(漏斗胸) |
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術後入院日数 |
6~10日 |
内容など |
漏斗胸に対するNuss法について、形成外科と共同で実施する予定です 。 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
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初診 | 石川 善啓 末石 結衣 |
亀田 洋平 | ||||
再診 | 石川 善啓 末石 結衣 |
亀田 洋平 船岡 健太郎 |
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専門外来 | 午前 | 石川 善啓 | 亀田 洋平 | |||
午後 | 石川 善啓 | 亀田 洋平 |
初診 | 再診 | |
予約あり | 予約指定時間 | 予約指定時間 |
予約なし | 8:30~10:30 | 8:30~11:00 |
月・水・金は手術日のため、初診は原則受け付けしておりませんが、手術予定により診察可能な場合があります。予め外科外来へご相談ください |
※初診は紹介状が必要です。
準備中
当科では事前予約がなくても、当科宛の紹介状さえあれば、受診当日に必ず診察をします。
詳しい受診方法は、該当箇所をご覧ください。